
FAQ
Mercrius、Quebel 共通のFAQ
-
どのようなデータを管理できますか?
Mercriusは、多くのお客さまで商品情報、原料情報、包材情報の管理を行なっており、商品情報を中心に、カルテ情報、お客様相談窓口の情報、工場情報等、業務に合わせて様々な分野のデータを管理する事ができます。
Quebelは配合・法規チェックを、より厳格に管理するパッケージで、Mercriusで管理している原料、包材情報とデータ連携ができます。
またMercrius、Quebelともにデータベースに格納するテキストデータだけでなく、画像や電子ファイルを関連付けて管理する事ができます。 -
どのような帳票を扱えますか?
Excel帳票、PDF帳票を出力する事ができます。あらかじめテンプレートとなる帳票を作成しMercriusに登録しておく事で、様々なレイアウトの帳票を出力することができます。
PDF帳票を出力するためには、Microsoft Excel2007SP以上がインストールされている必要があります。 -
画面からの入力負荷を軽減する事はできますか?
Excel取り込み機能を使用して、記載済みのExcelファイルから画面上に内容を転記する事ができます(使用するExcelファイルをテンプレートとしてあらかじめMercriusに登録しておきます)。画面での入力内容をデータベースに登録する前に、値の整合性をチェックしたり、自動的に値の編集を行なったりする事ができます。
商品情報のコピー、画面単位のコピーができ、規格違いの商品情報の作成を容易にします。 -
データへのアクセスレベルを定義できますか?
各ユーザーが所属する組織・権限を反映したグループごとに別の入力画面を割り当てたり、業務フローの工程別に表示できる画面を変更する事で、任意のアクセスレベルを定義できます。担当業務外のデータの存在を全く意識させないような使い方も可能です。ユーザーがどのデータにアクセス・変更を行なったというようなログを採取する事ができます。
一覧画面・入力画面はDesigner機能を使って変更する事ができます(導入時・運用時を問わずプログラミングの必要はありません)。 -
商品情報等の世代管理は可能ですか?
Mercriusでは「改版」という概念で、世代管理を行ないます。商品の情報が一部変更された際、「改版」を行なった後でこの変更を反映する事で、変更前の情報を保存しておき、過去の世代の商品検索に利用します。
-
セット商品のような、別の商品を組み合わせた商品を管理できますか?
Mercriusでは「アソート」という概念を用いてセット商品の管理を行ないます。セット内の商品がヒットするような検索が行なわれた際、対応するセット商品についてもリストアップする事ができます。
-
導入時、既存の商品情報、原料情報を初期データとしてMercrius・Quebelに移行できますか?
CSV形式ファイル、あるいはXML形式ファイルを媒体にデータを移行することができます。ファイルのフォーマットは、導入ユーザーで実装内容が異なりますので、導入時に検討します。
-
Mercrius・Quebelの導入はどのように進めていきますか?
「テンプレート」をそのままご利用頂く場合は、最短1か月強で導入が可能です。また、テンプレートをベースに自社の業務に合わせたカスタマイズを行うこともできます。カスタマイズの内容にもよりますが、その場合でも平均3~4か月程度で導入が可能です。
自社システムからの移行をお考えのお客様の場合は、テンプレートを使わない、「完全オーダーメイド」での導入もご提案できますので、詳しくは弊社営業担当までお問い合わせください。 -
運用開始後のサポートはありますか。
年間保守契約を行うことで、メール、電話で技術的な問い合わせに回答致します。
-
バージョンアップはいつ頃ありますか?
年1~2回の頻度で行っています。年間保守契約を行うことで、無償で「新しいバージョンのメディアや手順書」をご提供致します。バージョンアップを行っても、下位互換は維持します。
-
バージョンアップでは、導入ユーザーの要望意見も反映されますか?
導入ユーザーからのご要望をもとに、要求頻度が高いものを優先的に新バージョン機能として開発しています。
Mercrius に関するFAQ
-
カルテDBと商品DBの違いは何ですか?
カルテ情報として最低限必要となる項目をMercriusに用意しています。この項目に商品情報側の元になる項目を割り当てておくことで、基本となるカルテの生成をスムーズに行なう事ができます。
カルテDBの項目を全て入力しておくと、FDB・アルカナムへそのまま送信する事が可能です(項目を網羅しています)。また、業務に合わせて任意の項目を追加できます。商品側の情報変更が行なわれたために、影響を受ける可能性のあるカルテ情報を把握する事ができます。 -
管理情報間の検索はできますか?
商品情報、原料情報、包材情報、お問い合わせ、工場情報、検査情報等、商品情報を中心軸の管理データ間で、総合検索が行うことができます。例えば、原料に特定アレルギーを含み、かつ特定工場で生産している商品検索など、管理項目間の総合検索ができます。
-
配合管理・表示作成は可能ですか?
試作/本配合の管理、および原価計算、歩留計算、栄養成分計算を行うことができます。配合情報をもとに、パッケージの原材料表記ルール(食品/添加物区分ごとの重量順表示、添加物表記、アレルギー表示、キャリーオーバー、加工助剤等)に基づき表示情報を作成します。
-
どのような業務をMercriusで扱えますか?
「全社レベルの業務フローを伴う商品開発業務」以外にも、「お客様相談室での検索業務・問い合わせ情報管理」「提出済みカルテ情報管理」等、用途を限定した業務にも適用できます。範囲を絞った部門で運用を開始し、逐次適用範囲を拡大していくようなパターンでの導入も可能です。
また、Quebelを導入する事により、高度な商品開発プロセスと全社的な業務フローを統合できます。 -
他のシステムとの連携は可能ですか?
Mercriusのバッチ機能により、CSVファイルの取り込み・出力が行なえます。カルテDB機能から、FDB・アルカナムへのデータ転送が可能です。CSVファイルの取り込み・出力を行なう際に、Mercrius側でのプログラム開発は必要ありません(設定のみでCSVファイルを扱う事ができます)。
Quebel に関するFAQ
-
配合作成とは、具体的にどのように入力するのですか?
原料とその配合量(割合)・コストなどを、表形式で入力することで作成します。
-
配合の入力には原料の情報が必要なのでは?
はい、原料情報が必要となります。原料サプライヤー様から入手された原料情報だけでなく、開発用の原料情報を登録して用いることも可能です。さらに、日本食品標準成分表2015年版(七訂)の食品原料情報を利用して配合、表示情報を作成したり栄養成分計算を行うことも可能です。
-
現在使用している配合表のレイアウトで入力したいのですが。
配合情報の入力画面に対して、項目の追加・レイアウトの調整を可能にしています。現在お使い頂いている配合表のレイアウトに近しい画面の作成が可能です。
-
配合表のレイアウトや計算式が、商品の種類で異なるのですが。
レイアウト・計算式の異なる配合表を複数使い分けることができます。商品別に入力したい配合表を選択・入力することができます。
-
計算ライブラリ機能とは?
一般的な計算式ソフトと同様に、配合表に存在する項目に対して計算式を設定する機能のことです。計算ライブラリ機能によって、栄養成分計算・コスト計算などを独自設定することが可能です。
-
自動再計算機能とは?
ある原料のバッチ投入量を入力することで、残りの原料の投入量を割り出すなど、ある特定の値を変更すると、関連する値を即時に計算することができる機能です。
-
工場で利用する製造指示書を管理したいのですが。
Quebelでは、マスタ配合(研究所やモデル工場の配合)と製造配合(工場ごとの配合)を区別してバージョン管理します。工場の配合は基準となるマスタ配合と関連性を持っています。発売日や生産日、工場にあわせた管理が可能です。
-
原料の規格を変更した場合、その原料を使っている配合を探して修正する作業が大変です。
Quebelでは、原料の規格を変更した場合、その原料を使用しているすべての配合に変更を通知します。通知を受けた配合で同期処理を行うことで情報が最新化されますので、配合規格の更新忘れや、それに伴う原材料表示の誤表記を防ぐことができます。
-
法規のチェックとはどのようなものですか?
対応している食品法規にもとづいて、配合の内容と表示の内容の妥当性をチェックする機能です。また、チェックの結果についても、根拠となる法令を表示します。
-
対応している法規は何ですか?
「対応法規一覧」に詳細がございますので、そちらをご確認ください。
-
法規が変更された場合はどうなりますか?
定期的に関係省庁の法律の公布・施行あるいは官報の通知についてトレースし、データ更新を行うサービスを備えています。このため、常に最新の法規にもとづいて運用を行うことができます。
-
原材料名の作成はどのように作られるのですか?
管理している原料と配合から、食品法規にもとづいて生成します。
-
「原材料名の表示名は句読点で区切る」など、会社で決められたフォーマットがあるのですが。
Quebelでは、社内標準ルールにもとづく原材料表示のフォーマット(括り文字、アレルゲンの表現、区切り文字など)を事前に設定可能です。フォーマット設定の内容に従ったルールで原材料名を作成します。
-
添加物の表記ミスが心配です。
添加物物質名や用途名に対して、表現可能な文言だけが抽出されますので、添加物の表記チェックの負荷を大幅に軽減することができます。他、『調味料(アミノ酸等)』の「等」表記や、『増粘多糖類』への自動変換など、実際に用いられる表現も作成可能です。